天然岩絵具 天然に産する鉱物を原料とした日本画の絵具。原料となる鉱物から不純物を取り除き、細かく砕いて絵具として使われる。その際、沈殿速度を利用した水簸による精製の工程を行うが、どうしても微量の不純物が含まれてしまう。そのことがかえって人造にはない、絵具としてより深みを増した美しさを持つ結果となる。
しかし、現在ではその希少性と色数の問題から、ガラスからつくられる人造岩絵具が多く使われるようになった。 同じ原石からできた絵具でも、粒子の粗いものは色が濃く、細かいものほど淡くなる。その分類は十数段階に細分化されており、番号が増えるにつれ、粒子も細かくなっている。この粒子の大きさの違いによる光の屈折率の違いが、日本画独特の色合いを作る要素ともなっている。 |